院長の小話

2014年06月20日 no.93 駅前北村眼科の特徴(その1)

 今月と来月の小話は、今年の4月に移転して現在開業8年目の駅前北村眼科の特徴について説明したいと思います。

 当院の特色は、旭川駅からたいへん近いところに位置しており、バスやJRでの来院がしやすいです。4月に移転した際に、エクスよりもさらに駅側に移ったことにより、駅から徒歩2分で到着できます。もう一点は、コンタクトレンズや眼鏡処方については、日曜日、祝日も診療している点が挙げられます。平日仕事をしている方で、なかなか眼科へ受診できない方が、多数受診されております。コンタクトレンズ処方については今月の小話で、子供の仮性近視に治療などについては来月の小話で説明しようと思います。

コンタクトレンズ、眼鏡処方

 当院では、安全で快適なコンタクトレンズ処方のために、適切な度数やレンズの選定に十分時間をかけております。患者様と相談したり、見え方の確認や装用感の確認をしており、待合室で少し過ごしてもらい、時間を置いてから慎重に最終決定をすることもあります。また、初めてコンタクトレンズを始める方の装用練習にも十分時間をかけて、最初の緊張を少しでも和らげながらスムーズに始められるように気をつけております。

 さらに、日々のレンズ装用でのトラブルの解決や気になる点の相談にも力を入れており、目に負担の小さい新しいレンズのご紹介、患者様の目にあったレンズの処方が行えるように、診療の中で患者様の訴えを聞くことに重点を置いています。また、私も含めスタッフは、新しいレンズの知識を取り入れ、診療の中から得られた日々の情報を共有することで、質の高いコンタクトレンズ処方を提供できるように努めております。

 開院時から非常に長期にわたり来院されている方も多く、現在、来院者の半分以上をコンタクトレンズまたは眼鏡の処方の方が占めております。長期にわたりコンタクトレンズを処方させていただいている患者様は、度数の変化や目の状態の変化を時系列で確認することができ、今後のコンタクトレンズの選択にとても有益な情報を提供できると思います。

 また、コンタクトレンズをしていると、角膜炎(黒目の傷)や結膜炎といった病気が起こることもありますが、今までの経過を確認することで、原因の解明にたいへん役立ち、また治療についても過去に有効だった治療法から選択することができ、患者様にとってもたいへんメリットが大きいと思います。

 小中学生の時に眼鏡処方をさせてもらい、その後にコンタクトレンズが必要になり、コンタクトレンズを処方させていただく場合がとても多く、成長とともにどのような度数の変化が起きているかを記録に残すことで、今後の予想が出来る場合もあります。

 40歳を超えてくると、近くが見にくくなる老視(老眼)に悩まれる方が多いですが、その方の生活スタイルや、仕事の内容、どの程度見たいと考えているかなどを聞いて、どのような方法が最も適しているかを相談して決めていきます。例えば、車の運転などをしない方で遠くの視力はそれほど必要ない場合は度数を落とすことをおすすめしますが、書類を扱う仕事などで近くも見ることが多い場合で、同時に遠くの視力も必要な場合は、コンタクトレンズの上からの眼鏡を提案しております。また、目との相性が合っており、利便性を求めるようであれば遠近両用のコンタクトレンズを試していただく、など、患者様一人一人にあったベストな方法を探すように心がけております。

 何か、気になることがございましたら、電話での質問も受けております。遠慮なくご連絡ください。

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