院長の小話

2007年07月22日No.11 痛いときはがまんしないで!

ゴミ(小さいです)

土日や夕方の大きな病院が診療していない時間帯に目が痛いと来られる方の中で、「目にゴミが入ったようだ」と訴えられる方が多いです。

症状の特徴として、急に痛くなった、まばたきするとゴロゴロする、片目だけ、外で作業していた、などです。

上のまぶたの裏側にゴミ(異物)がついていることが最も多いですが、時には黒目の表面(角膜)にゴミが刺さっていることもあります。

治療はゴミを取ります。多くの方は症状が取れ、たいへん喜んでいただけます。私も嬉しい瞬間です。しかし、ゴミにより黒目の表面に傷がついている場合は、しみる感じや痛みが残ります。目薬で傷を治し、ばい菌がつかないようにします。

他の病気もありますので、痛いときはがまんしないで受診してください。

[上のまぶたの裏側]砂でしょうか?

[上のまぶたの裏側]とげのようです。(わかりにくいです)

左の写真のとげをとりました。
奥の指は私の小指です。


縦に細かい線状の傷がついています。まぶたの裏側についたとげ(上の写真)によって、まばたきでついたものと思われます。

拡大したものです。黄色の線が黒目(角膜)の傷です。

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