目のトラブル・病気

白内障

どんな病気?

目の中の水晶体という透明なレンズが、白くあるいは黄色く濁ってしまう病気です。

いつなりますか?

程度の差はあれ、お年をとるとなります。生まれつきや、ケガによるものなど特殊なもの以外は、通常若くしてなりません。

症状は?

めがねをかけていても、ものが見にくかったり、光がまぶしくなったりします。

検査は?

視力検査で視力を調べます。白内障で濁る水晶体は、目の瞳孔から覗くと少し見えますが、散瞳といって瞳孔を開く目薬をさして濁りの状態をしらべます(痛みなどないですが、5〜6時間光がまぶしくなりますので、車の運転などは控えてもらいます)。同時に眼底検査といって目の奥に病気がないか調べます。

経過は?

基本的に白髪と同じと考えていただくとわかりやすいと思います。お年の変化ですが進むかどうかは個人差があります。基本的に完全に進むのを止めるのは難しいです。

治療は?

目薬で進むのを予防しますが、見にくさのため日常生活が不便になったら、濁った水晶体を人工のレンズに入れ替える手術(30分程度)をします。

治療(手術)をすると?

手術によって視力は上がります(網膜など他の部分に病気がない場合です)。目の状態によって上がり方は様々ですが、手術直後から見える場合と数ヶ月をかけてゆっくり見えるようになる場合があります。